ストレスから守ってあげる 命の根〝シベリア人参〟

マギヤの漢方百科

今回は抗ストレス作用で注目されている〝シベリア人参〟という生薬を御紹介します。

シベリア人参は朝鮮人参と同じウコギ科の植物で、原植物エレウテロコックの根です。特にシベリア地方のアムール川(黒竜江(こくりゅうこう))流域に自生するものが最上質といわれ通称シベリア人参と呼ばれています。

昔はシベリア地方の厳しい寒さを防ぐための秘薬として珍重され、別名『命の根』とも呼ばれてきました。現代の研究ではストレスに対する抵抗力が非常に高い事が判明しました。

シベリア人参は脳の視床下部に働いて、ホルモン系や自律神経を調節する事によりストレスから体を守ります。 例えば急激な気温や気圧などの環境の変化や、疲労・衰弱など体の変調に対して生体を保護し精神を安定させる働きがあります。その他、血管拡張作用、血圧調節作用、血脂降下作用など多彩な薬効のある事が分かりました。具体的には神経衰弱や自律神経失調症による不眠、多夢、イライラ、動悸、無力感、疲労感などに用いて良い効果を発揮します。

シベリア人参は強壮作用に優れているので、高齢者、体質虚弱者の元気回復剤にも有効です。さらに健康な方もジョギングや山登りなどのスポーツをする方、ストレスの多い方、過酷な労働下、環境下にある方の疲労回復や予防にもよく使われます。
先日も七十歳の男性がシベリア人参を飲んで山登りをしたら、体が軽く疲れが残らなかったと喜んでおられました。

現代の社会ではだれもが皆、ストレスをかかえています。長い間ストレスにさらされるとホルモンや神経が乱れ免疫力も低下しておもわぬ病気になります。そうなる前にシベリア人参でストレスに負けない体づくり をしましょう!!

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