腰・関節の頑固な痛みに『独歩顆粒(どっぽかりゅう)』

マギヤの漢方百科

大寒に入り一段と寒さ厳しい季節となりました。寒い冬には腰痛・膝・関節痛・手足のしびれなどが悪化します。痛いからといって痛み止めを服用しても、一時的であるばかりでなく、さらに強い痛み止めというように際限がありません。痛みやしびれを改善するにはその原因を探り、原因に合わせた治療を行う事が重要です。

中国医学には「通じざれば則ち痛む」という言葉があります。つまり何らかの原因で血液や気の流れが阻害されると痛みが生じるという事です。

痛みやしびれは気候条件に影響を受けやすく、特に冷たい風、寒さ、湿気が血行不良を引き起こし、痛みが起こります。

しかし多少の気候変化でも痛みやしびれが出る人と出ない人があります。これは体の抵抗力と関係があります。 冷え症・貧血・風邪をひき易い・疲れ易いなどの症状の他、高齢者や慢性病の方は気血の流れが悪くなります。気血は細胞・組織に栄養を与える物質で、これが滞ったり不足すると細胞・組織は抵抗力を失い、体は風・寒・湿に犯され痛みやしびれが生じます。 

これら両方の原因に対処できるのが『独歩顆粒(どっぽかりゅう)』という中国の薬です。独歩顆粒は紀元652年、唐の時代に書かれた「千金要法」という処方集の中の独活寄生湯(どっかつきせいとう)に基づいて作られたものです。 従って非常に古くから痛みやしびれに使われている薬です。

冷えが主な原因の方は非常に痛みが激しく、湿気が主な方はリウマチなどで水分代謝が悪く重だるい痛みです。独歩丸は体を温め血の巡りをよくし、水分代謝を活発にする事により風・寒・湿を排除します。また胃腸の働きを高め、気血を補い内蔵機能を整えて抵抗力をつけます。さらに血液の滞りを改善し鎮痛・老化防止など全部で16種類の生薬が 痛み・しびれにおだやかに作用します。

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