秋の乾燥対策は「肺」がカギ。のどや肌のカサつきに気づいたら始めたい、漢方の潤い養生
お知らせ
2026年09月19日
秋の乾燥、体のどこで感じていますか?
秋風が心地よくなってきましたね。その一方で、「のどがイガイガする」「肌がつっぱる」「唇が荒れやすい」といった小さな違和感を抱えている方も多いのではないでしょうか。
薬局に立っていると、この時期は「乾燥がつらくて」というお声がぐっと増えてきます。夏の暑さや冷房で疲れた体に、秋の乾いた空気が重なるのですから、無理もありませんね。
中医学で考える「肺」のお話

呼吸だけじゃない、外の空気の窓口
漢方のもとになっている中医学では、秋は「燥(そう)」、つまり乾燥の季節と考えます。そして、その影響をいちばん受けやすいのが「肺」だとされています。
ここでいう肺は、空気を取り込む臓器だけを指すのではありません。鼻やのど、皮膚、大腸ともつながりがあり、外の空気に触れる体の窓口のような存在です。
潤いが好きで、乾燥は苦手
肺はとても繊細で、潤いを好み、乾きを嫌うといわれます。そのため秋は、のどや鼻の乾き、肌のカサつき、お通じの変化など、あちこちに乾燥のサインが出やすくなると中医学では考えます。
今日からできる、肺をいたわる秋の養生

旬の味覚で潤いを味方に
梨や柿、きのこ類、いも類。秋においしい食べ物には、中医学で潤いを与えるとされるものが多く、「薬食同源」という考え方でも大切にされてきました。新潟の梨や里いも、香りのよいきのこを、いつもの食卓に一品足すだけで十分です。
暮らしの中の小さな工夫

難しいことは必要ありません。
・温かいお茶や白湯をこまめに飲む
・デスクや寝室に加湿の工夫をする
・移動中や休憩中に、ゆっくり深呼吸をする
忙しい毎日でも、深呼吸ならどこでもできますよね。
気と潤いの両方に目を向ける麦味参顆粒

乾燥が気になる秋は、夏の疲れも一緒に感じやすい時期です。そこで当店がご紹介しているのが、麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)。当店では『張(みなぎる)』の名でもお伝えしています。
人参、麦門冬、五味子という3つの生薬からなる漢方薬で、「気(エネルギー)」と「潤い」の両方を意識した組み合わせとして親しまれてきました。夏の疲れを引きずったまま乾燥の季節を迎えた方や、季節の変わり目の体調管理に気を配りたい方から、ご相談をいただくことの多い一品です。
ただし、漢方は体質に合わせて選ぶものです。どなたにも同じ、というわけにはいきません。お使いになる際は、薬剤師にご相談のうえ、用法・用量を守ってくださいね。
ひとりで悩まず、お気軽にご相談ください

咳が長引く、息苦しさがあるなど気になる症状が続くときは、まず医療機関を受診してくださいね。そのうえで、「乾燥が気になる」「季節の変わり目に疲れやすい」といった日々のお悩みは、どうぞ当店へ。
お仕事帰りやお買い物のついでに、ふらりと立ち寄っていただくだけでも大歓迎です。私がお話をゆっくり伺い、あなたに合った養生のヒントをお伝えします。
秋の乾いた空気の中でも、すこやかに笑顔で過ごせますように。
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