新潟の空も一段と低くなり、冷たい風に冬の訪れを強く感じる季節になりました。雪が舞い始めると、自然と肩に力が入り、体が縮こまってしまいますね。慌ただしい師走の時期、いかがお過ごしでしょうか。

マギヤ薬局は、今年もたくさんの方々とご縁をいただき、お一人おひとりの「心と体の声」に耳を傾けてまいりました。この一年、私たちが大切にお伝えしてきたのは、特別なことではなく「日々の養生」です。

漢方の考え方では、私たちの体は自然の一部。冬は植物が根を深く張り、春の芽吹きに備えてエネルギーを蓄える時期です。人間も同じで、この時期に無理をして体力を使い果たすのではなく、しっかりと内側にエネルギーを貯めることが、来年の健康へとつながります。

今年を振り返り、巡りを整える

この一年、マギヤ薬局では季節ごとの不調に合わせた漢方や食養生をご紹介してきました。 例えば、春のイライラ、夏の疲れ、秋の乾燥……。その都度お伝えしてきたのは、気（エネルギー）や血（栄養）の巡りをスムーズに保つことの重要性です。

「なんだか調子が悪いな」と感じる時は、道路が渋滞しているのと同じ。どこかで流れが止まっている証拠です。漢方は、その渋滞を解消して、本来の健やかな流れを取り戻すお手伝いをするもの。難しい専門用語よりも、ご自身の体が「心地よい」と感じる感覚を、これからも大切にしていきたいですね。

年末年始、胃腸をいたわる「引き算」の養生

さて、これからの年末年始は、ご家族や友人と美味しいものを囲む機会が増える時期です。ついつい食べ過ぎたり、飲み過ぎたり……。そんな時、ぜひ意識していただきたいのが「引き算」の養生です。

• 温かい白湯でリセット： 朝一番や、ご馳走を食べた後のコップ一杯の白湯。これだけで、働きすぎた胃腸がホッと一息つけます。
• 「噛む」ことが最高の薬： 忙しい時こそ、一口20回。よく噛むことで消化を助け、体に余分なものを溜め込みにくくします。
• お腹を温める： 胃腸の働きは冷えに弱いです。腹巻をしたり、カイロでおへその下を温めたりして、内側から巡りをサポートしましょう。

完璧を目指さなくて大丈夫です。少しだけ自分の体を気遣う、その「意識」が、お休み明けの軽やかな一歩を作ります。

健やかな新年への願い

今年も、マギヤ薬局の扉を叩いてくださり、本当にありがとうございました。 皆さまからいただく「楽になったわ」「ありがとう」というお言葉に、私たちがどれほど励まされてきたことか。言葉では言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。

新しい年も、皆さまがご自身らしく、笑顔で毎日を過ごせるよう、マギヤ薬局は一番身近な相談場所として寄り添い続けます。

冷え込みが厳しくなりますので、どうぞ今夜は温かくしてお休みくださいね。 皆さまにとって、健やかで輝かしい新年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

【年末年始の休業日のお知らせ】

マギヤ薬局では、誠に勝手ながら下記の期間を年末年始の休業とさせていただきます。

2025年12月30日（火）〜 2026年1月4日（日）

新年は1月5日（月）より通常通り営業いたします。

お薬や漢方のご相談、お買い忘れなどございませんか？
休業前は混み合うこともございますので、お早めにご連絡いただければ幸いです。

皆さまにはご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

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ご予約はお電話（025-222-8314）
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