梅雨のむくみ・重だるさに。漢方と食養生で「水はけのよい体」へ

お知らせ

2026年06月13日

朝起きたときに顔が重たく感じる。
夕方になると靴がきつく感じる。
雨の日は、体も気持ちもなんとなくスッキリしない。

梅雨どきになると、このようなお悩みを感じる方が増えてきます。

若い頃は一晩眠れば戻っていた体の重だるさも、年齢を重ねるにつれて、なかなか抜けにくく感じることがあります。
それは、体が「少しお水をため込みすぎていますよ」と教えてくれているサインかもしれません。

今回は、漢方の考え方と、今日からできる食養生をもとに、梅雨のむくみや重だるさと上手につき合うための養生法をお伝えします。

梅雨になると、なぜむくみやすくなるのでしょうか

漢方では、体に影響を与える余分な湿気のことを「湿邪(しつじゃ)」と考えることがあります。

梅雨は空気中の湿気が多く、汗をかいても乾きにくい季節です。さらに、冷たい飲み物やアイス、冷房による冷えが重なると、体の中の水分の巡りが滞りやすくなります。

漢方では、胃腸の働きと水分代謝は深く関係していると考えます。胃腸が疲れてくると、食べたものをうまくエネルギーに変えにくくなり、余分な水分をため込みやすくなることがあります。

その結果、むくみだけでなく、

・体が重い
・頭が重い
・めまいが気になる
・胃がもたれる
・食欲がわかない
・気分までどんよりする

といった不調につながることもあります。

あなたはどのタイプ?梅雨のむくみチェック

まずは、今の体の状態をやさしく見直してみましょう。

胃腸お疲れタイプ

・食欲が落ちやすい
・胃もたれしやすい
・お腹がチャプチャプする感じがある
・軟便になりやすい
・甘いものや冷たいものが増えている

このタイプの方は、胃腸を冷やさず、温かい食事を意識することが大切です。

冷え・巡り不足タイプ

・手足が冷えやすい
・夕方になると靴がきつい
・トイレの回数が少ない
・下半身が重たく感じる
・冷房の部屋にいるとつらい

このタイプの方は、体を冷やしすぎないこと、軽く体を動かして巡りを助けることを意識してみましょう。

ストレス・気の巡りタイプ

・体が重いのに気持ちは落ち着かない
・イライラしやすい
・雨の日に気分が沈みやすい
・月経前の不調が気になる
・ため息が増える

このタイプの方は、水分代謝だけでなく、気持ちの巡りを整えることも大切です。

今日からできる、梅雨の食養生

むくみや重だるさが気になるときは、特別なことを始めるよりも、まず毎日の食事を少し整えることから始めてみましょう。

水はけを意識した食材

梅雨時期に取り入れやすい食材には、はと麦、小豆、きゅうり、冬瓜、スイカなどがあります。

はと麦は、お茶や雑穀として取り入れやすい食材です。小豆は、甘くしすぎずに煮たり、かぼちゃと合わせたりすると、日々の食養生にも使いやすくなります。

きゅうりやスイカなどの瓜類は、暑い日に食べやすい食材ですが、冷えが気になる方は食べすぎに注意しましょう。

胃腸を助ける食材

大豆製品、生姜、大葉、ねぎ、みょうがなどの香味野菜もおすすめです。

お味噌汁に生姜を少し加える。
冷奴には大葉やみょうがを添える。
納豆にねぎを合わせる。

このように、いつもの食事に少し足すだけでも、梅雨の養生につながります。

控えめにしたい習慣

冷たい飲み物を一日に何度も飲む。
アイスや生ものが続く。
味の濃いものをよく食べる。
夜遅くに食事をとる。

こうした習慣が続くと、胃腸に負担がかかり、体がさらに重たく感じることがあります。

「絶対に食べてはいけない」と考える必要はありません。
冷たいものを飲んだら、次は温かいお茶にする。
生ものが続いたら、次の日は温かい汁物を選ぶ。

無理のない範囲で、バランスを取ってみてください。

セルフケアで追いつかないときは、漢方相談を

食養生は、体を整える土台づくりにとても大切です。
ただ、むくみが長く続いている場合や、冷え、胃腸の不調、月経前の不調、疲れやすさなどが重なっている場合は、体質に合わせた見直しが必要なこともあります。

漢方薬では、たとえば水分の巡りを考えるときに「五苓散(ごれいさん)」、冷えや血の巡りも一緒に考えるときに「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」などが選択肢になることがあります。

ただし、同じ「むくみ」でも、原因や体質は人それぞれです。
自己判断で選ぶよりも、今の体の状態を確認しながら選ぶことが大切です。

マギヤ薬局では、現在のお悩みだけでなく、食事、睡眠、冷え、汗のかき方、生活のリズムなども丁寧に伺いながら、その方に合った漢方薬や養生法を一緒に考えています。

梅雨のむくみは、体からの小さなサイン

梅雨のむくみや重だるさは、体が「少し疲れていますよ」「お水をため込みすぎていますよ」と教えてくれているサインかもしれません。

忙しい毎日の中でも、温かいものを食べる、冷やしすぎない、香味野菜を取り入れる。
そんな小さな養生が、ジメジメした季節を心地よく過ごす助けになります。

「自分のむくみは、どのタイプだろう?」
「食養生だけではなかなかスッキリしない」
そんなときは、どうぞお気軽にマギヤ薬局へご相談ください。

漢方茶を飲みながら、今の体に合った整え方を一緒に考えていきましょう。

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